現在位置: ホーム ja 全学共通科目 (〜2010年)熱力学 シラバス

シラバス

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[担当者]

冨田

[授業計画]

まず、講義を始める前の準備として、熱力学で必要となる偏微分の諸公式、物理学において法則を微分形で書くことの意味について、一通り説明する。

次いで、熱は物質系が有する状態量ではなくて、仕事と同じくエネルギーの変化をもたらす原因であることを強調し、全微分という概念の正確な理解を要求する。このあたりは、講義に出席して肌で感覚をつかんでもらわないと、我流の理解で試験だけ受けてもらっても無理なところである。

こうして、熱、内部エネルギー、温度などの基本的概念の正確な理解の上に立って、巨視的現象の非可逆性と熱機関(サイクル)の熱効率の問題、次いで熱力学で最も重要な概念である熱力学的温度、エントロピー、自由エネルギーの導入に向かう。

あとは、熱力学の応用に際して重要なマクスウェル関係式、相と相転移の概念、混合エントロピーと物理化学的応用を、時間の許す限りで順次、講義する。

* 高等学校の数III程度の微分・積分、および物理のうち力学の知識(仕事、エネルギーなど)に習熟していること。