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03 - 形式化の問題, 2006

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形式化という概念を、人文学、情報学、数学基礎論の歴史、社会科学等を融合・横断した視点から考察する。
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担当教員

林晋 教授

レクチャー
週1回 / 1.5h

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授業の特色

形式化という概念を、人文学、情報学、数学基礎論の歴史、社会科学等を融合・横断した視点から考察する。

授業の紹介

「形式化の問題」とは、自然物、人工物を問わず、システムを、「どの程度、また、どのように形式言語・半形式言語で記述し、予測し、manage できるか」、そして、そのときに「どんな問題が生じるか」を問うことである。「形式化の問題」は、19,20世紀の数学の基礎付け運動の中で、初めて学問的に明瞭に意識され研究され、その研究の到達点が、ヒルベルトの形式主義と、「数学の形式系は本質的に不完全である」というK.. ゲーデルの定理であった。そのゲーデルは、彼自身の定理をルネッサンスに始まる西洋文明の「左傾化」の必然的到達点として理解していたが、それは M. ヴェーバーの近代化論・合理化論の視点に極めて近い立場であったといえる。この講義では、形式化の問題への入門として、林と八杉により岩波文庫のために書かれつつあるゲーデルの論文の和訳と解説などを元に、ゲーデルの定理とその歴史的背景、およびゲーデルの歴史観をウェーバーの合理性理論と対比しつつ解説する。また、現代の情報工学、特に、ソフトウェア工学の中心問題が、この形式化の問題であり、その解決には社会科学的アプローチが必要となることを、この数年のソフトウェア工学の中心的話題である UML, Agile法、Problem frames などを例にとって説明する。また、時間がゆるせば、これに関連して、経営学、生産工学、設計学などに現れる形式化の問題についても考察したい。

 

 

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